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目の構造を知る!

目の構造を知る!

目は光の情報を受ける感覚器で、
その情報が視神経を通じて脳で処理されることで
視覚が生まれます。

目は非常に精密で繊細なつくりになっています。

目の構造

角膜

眼の構造
目の構造

角膜は外部の光を目に通すレンズです。

白目の強膜につながっていて、
眼球の形を保つための役割を果たしています。

光の焦点を黄斑部に合わせるために、
光を屈折させますが、角膜で全体の70%の屈折量を
占めており、角膜は平凸レンズの役割があります。

また、角膜は5つの層から出来ていて、
それぞれに特徴があります。

詳しくは「角膜の構造を知る!」の
ページをご覧ください。

虹彩と瞳孔

虹彩はカメラの絞りに当たる部分で、瞳孔の大きさを変えて、
網膜に入ってくる光の量を調節する役割があります。

虹彩にはメラニン色素があり、その量で色が決まります。
例えば、日本人などのアジア系は茶色や黒っぽい色の人が多いので、
紫外線をカットする量が多いです。
しかし、西洋人などのブルーやグリーンの虹彩は、
メラニン色素が少ないので紫外線をカットする量が少なく、
サングラスやUVカットレンズを装着することが望ましい

水晶体

水晶体は透明な組織で出来ていて、カメラのレンズと同様に、
侵入してきた光を屈折させる役割があります。

角膜と水晶体の違いは、
角膜は屈折量が変わらない「固定レンズ」であるのに対して、
水晶体は屈折量が調節できる[可変レンズ]ということです。

つまり、形を変えてピント調節をするというわけなんですね。

しかし、水晶体単独では形を変えることが出来ず、
毛様体とチン小帯によって変形します。

毛様体とチン小帯

ピント調節その1
毛様体は眼球内にある筋肉で、
チン小帯を通して水晶体につながっており、
水晶体の形を変える役割を果たしています。

ピント調節その2 リラックスしているとき・遠くを見ているとき
毛様体は緩んで小さくなっています。

そのとき、チン小帯によって水晶体は引っ張られ、
薄くなっています

その状態で近くの物を見ると、
ピントが合わなくなります。

ピント調節その3すると、毛様体は緊張し大きくなります。
その分隙間がなくなり、
引っ張られていた水晶体は緩んで分厚くなり、
屈折が大きくなって焦点が合うようになります。

これらの行為は自律神経によって行われますので、
無意識のうちに制御されます。

また、毛様体は房水をつくるところです。
房水は、角膜や水晶体に水分や栄養分を運び、
また老廃物を回収する役割があります。

網膜、黄斑部

網膜はカメラで言うとフィルムに当たる部分で、
特に感度が高い場所を黄斑部、さらにその中心にある中心窩(ちゅうしんか)が
一番良く見えるところです。

これらの場所に侵入した光が当たると、光の情報は電気信号に変換され、
視神経を通じて脳に情報が送られて、視覚が生まれます。

強膜

強膜は白目のところで、厚さは1ミリ程度の膜で、
前方で角膜と繋がっています。

名前の通り、丈夫な膜で眼球の形を維持したり、
外部からの衝撃から眼球内部を守る役割があります。

子供は強膜に青みがかかっていることがありますが、
強膜がまだ薄いからだと言われており、成長すると青さが消えていきます。

硝子体

硝子体は眼球内の圧力(眼圧)を作り、
眼球の形を保つ働きをしています。

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