レーシック手術の注意点!
適応検査を受けて見事合格された時に、
医師の方からレーシック手術のリスクについて説明を受けると思います。
しかし、レーシック手術を受けた後の注意点については
きちんと説明しているところは少ないようですね。
後になって知らなかった!なんてことはないようにしておきましょう。
レーシックのメリットとデメリット!のページも合わせてご覧ください。
手続きしないと違反になります!
レーシックの注意点 | |
その1 | 運転免許の眼鏡等を解除すること! |
その2 | 日帰り手術はダメ! |
その3 | 他院での診療が断られる場合がある |
その4 | 術後1年ほどの間、関連治療は自費治療になる場合がある |
その5 | 特定の職業に就けなくなる |
その6 | 老眼を感じるようになるのが早くなる |
その1:運転免許の眼鏡等を解除すること!
レーシック手術を受けると、
運転免許の条件に記載されている眼鏡等を解除することが出来ます。
むしろ解除せずに裸眼で運転していると違反になります!
違反点数は2点、反則金は5000円から9000円(普通車は7000円)。
解除手続きをするには、昔は運転免許試験場まで行かないと出来ませんでしたが、
法改正がなされ、最寄りの警察署で即日解除が出来るようになりました。
レーシック手術を受けたあとは警察署まで
徒歩や公共交通機関、もしくはご家族の方などに送ってもらいましょう。
その2:日帰り手術はダメ!
目の状態は体調の変化によって日々変わることがあります。
そのため目の状態のデータを正確に測定するために、
初回適性検査、日を空けての再検査、手術当日の検査、と3回も検査することがあります。
それぐらい目のデータはとても重要なんですね。
もし目の状態を完全に把握出来ていない状態で手術を受けてしまうと、
レーザーの照射量が不十分だったり、あるいは過剰になってしまったり
適切な視力を得ることが出来ない場合があります。
不十分だった場合は、角膜を削っている量が少ないはずですので再手術を受ければ解決できますが、
問題なのはレーザーを当てすぎたことで過矯正になってしまう場合です。
もし過矯正になった場合は遠視矯正用のレーシック手術を受けることになりますが、
近視矯正の時に作成したフラップよりも大きいフラップが必要になる場合があり、
再度フラップを作成しなければいけないので目に負担がかかります。
また人の目は必ずしも瞳孔の中心で物を見ているわけではありません。
視軸(実際に物を見る時の視線の軸)と眼軸(瞳孔の中心を通る軸)にはズレが生じています。
このズレをちゃんと計算してレーザーを照射する必要がありますが、
視軸からレーザーが外れてしまうと、偏心照射になってしまい不整乱視になる可能性があります。
したがって、術前に検査は時間を掛けて徹底的にするようにしましょう!
日帰り手術は管理人としてオススメしません!!
その3:他院での診療が断られる場合がある
レーシックの手術痕は肉眼では確認することが出来ませんが、
眼科で細隙灯顕微鏡という機械で眼の状態をチェックすると簡単に確認することができます。
レーシック手術を受けていると、診療を断ってくる眼科も稀にあるようですので
注意しておいて下さい。
その4:術後1年ほどの間、関連治療は自費治療になる場合がある
レーシック手術後の診療を他院で受けれたとしても、
その診療は健康保険が適用されない場合があり、全額自費診療になる可能性があります。
その場合は処方される薬も保険適用外になりますのでご注意下さい。
ただし、結膜炎などレーシックとは因果関係のない病気の治療は
保険診療を受診できます。
その5:特定の職業に就けなくなる
レーシック手術ではかならず角膜の上皮を円形状のシート(フラップ)を作ります。
このフラップは術後1ヶ月もすれば、術前と同様の生活が出来るようになり、
1~2年すればかなりの強度でくっつくと言われています。
しかし強度的には術前に比べると劣りますので、
何らかの衝撃でずれる可能性があると言われています。
したがって格闘技など目に強い衝撃を受ける可能性が高い競技をされている方は
レーシックを受けることが出来ません。
さらに日本の場合、メガネやコンタクトによる軽い視力矯正をしていてもパイロットになることは出来ますが、
現在の法律では、レーシック手術などの視力矯正手術を受けている人は
パイロットになることはできませんし、さらに自衛隊員になることも出来ません。
ただし、アメリカでは民間の航空会社のパイロットもレーシックを受けていても問題なしとされて、
さらに米軍の戦闘機のパイロットだけではなく、
NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙飛行士にもレーシック手術による視力矯正が認められています。
これについては違うページで詳しくお話しますが、
厳しい検証を経てレーシックが安全だと確認されているからです。
米国に比べて日本は遅れている感じを受けますが、
現在自衛隊でレーシックの導入が前向きに検討されているようですので、
今後はレーシック手術を受けていても自衛隊員になれる時代が来ると思います♪
その6:老眼を感じるようになるのが早くなる
老眼は正視の人で40歳を過ぎると症状が現れ始め、早い人だと30代でもなると言われています。
実は視力が良い人ほど老眼を実感するのが早い傾向があり、
逆に近視の人はもともと近くにピントが合っている状態ですので、老眼を感じるのが遅くなります。
ちなみに管理人の母は軽い近視なんですが、50代になってようやく老眼を感じるようになったと言っていました。
そのため視力矯正手術を受けた人は老眼を実感する年齢が早くなりますので、
レーシックを受ける場合はこのことも考慮しておく必要があります。