エキシマレーザー
レーシック手術で最も大事な機器は
角膜を削るために使用するエキシマレーザーです。
エキシマレーザーの照射がうまくいかないとレーシック手術は失敗したも同然になります。
レーシック手術を受けるなら、
優れたエキシマレーザーはなんという名前のものなのか知っておきたいところです!
クリニックで採用している機種は違う!
どこのクリニックでもすべて同じ機種でレーシック手術を受けられるなら
後は医者の腕で選べばいいのですが、現実はそういうわけにはいきません(笑
クリニックによって採用しているエキシマレーザーが異なります。
ここで大手クリニックで採用されているエキシマレーザーをまとめてみました。
エキシマレーザー一覧 | ||||
機種画像 | 社名 機種名 |
導入している 眼科・クリニック |
FDA 認可 |
厚労省 認可 |
テクノラス テクノラス 217P ↑ 一番優秀 |
・錦糸眼科 | ○ | ○ | |
アボット ビシックス STAR S4 IR |
・新宿近視クリニック ・神戸神奈川アイクリニック ・品川近視クリニック ・銀座近視クリニック ・南青山アイクリニック ・みなとみらいアイクリニック |
○ | ○ | |
ウェーブライト |
・新宿近視クリニック ・銀座近視クリニック ・東京近視クリニック ・品川近視クリニック |
○ | ○ | |
ウェーブライト EX500 |
・新宿近視クリニック(横浜) ・東京近視クリニック ・レイ眼科クリニック |
○ | × | |
ニデック Quest |
・加藤眼科レーシックセンター | ? | ○ | |
シュウィンド アマリス |
・品川近視クリニック ・東京近視クリニック |
× | × |
レーザーは追尾システムが重要!
エキシマレーザーで照射をはじめるときに医師から
「赤いランプから目を逸らさないでくださいね!」と絶対に言われます(笑)
しかし緊張してたりすると、変に眼に力が入ってしまってしまいますし、
人の眼は絶えず動いているものなんですよね。
眼が動いた状態でそのままエキシマレーザーを照射しちゃうと
全く関係ない所を削ってしまうという恐ろしい事態になってしまいます(汗
そのため最近のエキシマレーザーには、
眼球の動きを追尾するシステム=アイトラッカーが備わっています。
眼には5本の筋肉がついているので、水平、上下の3次元の動くだけではなく、
回転運動、さらに瞳孔の旋回運動があります。
これらの動きが追尾できないと、正確に照射できないことになってしまいます(汗
ここで、錦糸眼科が導入しているテクノラス 217Pと、
アイレーシックで使用するビシックス STAR S4 IR、
品川近視クリニックのアマリスZレーシックで使用されているアマリス
の3つのエキシマレーザーで、角膜トラッキングシステムの性能比較をしてみます。
エキシマレーザーの角膜追尾システムの比較 | |||
テクノラス 217P | ビシックス STAR S4 IR | アマリス | |
ビーム照射速度 | 100Hz | 10~20Hz | 500Hz |
アイトラッカー 認識速度 |
240Hz | 60Hz | 1050Hz |
アイトラッカー 補正速度 |
240Hz | 60Hz | 333Hz |
照射1発に対する 補正回数 |
2.4回 | 3~6回 | 0.67回 |
クリニックのホームページで表示されている周波数(Hz)とは1秒間に何回行うかを表しています。
つまりアマリスの場合、1秒間に1050回も眼の動きを認識しているということでかなり良い感じじゃん?
と思ってしまいますよね。
ところが、アイトラッカーが眼の動きに対して補正できる回数が1秒間に333回もありますが、
これを1ビームあたりに置き換えると、333÷500=約0.67回ということになります。
つまり、完全には追尾されていない状態でレーザーが照射されているということになります!
それに対して、テクノラス 217Pとビシックス STAR S4 IRでは
1ビームに対して複数回補正することができるので、余裕を持って追尾できているということになりますね。
セカンドゾーンを広く取ることが大切!
エキシマレーザーで角膜を切除したところを、オプティカルゾーン(完全矯正領域)と言います。
このオプティカルゾーンから周囲のカーブが急激だと、夜間に光がぼやけるハロ症状が現れます。
これを防ぐために、オプティカルゾーンの外周のカーブをゆるやかにするセカンドゾーンを作ることが重要です。
レーザー照射入力値:オプティカルゾーン直径6.0mm 近視・乱視度数はともに-2D | ||||||
画像 | ||||||
エキシマ レーザー |
テクノラス217P (Plano) |
テクノラス217P (Aspheric) |
ウェーブライト EX500 |
ニデック Quest |
アマリス | ビシックス STAR S4 IR |
照射面積比 | 100 | 71 | 58 | 58 | 52 | 32 |
※赤い部分がオプティカルゾーン、白い部分がセカンドゾーン
上の表は、同一の入力値で各レーザーの実際の照射をテストした結果です。
テクノラス217Pはオプティカルズーンもセカンドゾーンも広くて非常に綺麗な楕円状*1に照射が出来ています。
*1乱視が入っていると、照射は楕円状に行う必要がある。
それに比べてウェーブライトEX500はオプティカルゾーンが狭いだけではなく、
形状がいびつできれいな楕円ではありません。
アマリスはオプティカルゾーンもセカンドゾーンも狭いので、
ハロ・グレアが生じて夜間視力に影響が出やすいと考えられます。
ビシックス STAR S4 IRは設定した入力値よりもオプティカルゾーンが遥かに小さいうえに、
形もそんなに綺麗ではありません。セカンドゾーンは広くとれているので夜間視力は問題無さそうです。
テクノラス217Pが最も優れているエキシマレーザーです!
2012年10月現在だと、最も優れているエキシマレーザーは
テクノラス社のテクノラス217Pだということが言えます。
レーシック手術が最も盛んに行われている韓国では、
アメリカでは販売されていないようなエキシマレーザーでさえも販売されています。
レーザーを自由に購入できる韓国で一番評価が高いのは、
テクノラス217Pです。
このエキシマレーザーを導入している大手クリニックは
今のところ錦糸眼科しかありません!
優れたレーザーで手術を受けるならココ!
現在テクノラス217Pで手術を受けるなら、
錦糸眼科でしか受けることが出来ません。
錦糸眼科はこれまでアルグレットやビシックスSTAR S4 IRなど
特定のメーカーに拘らず、様々なレーザー装置を導入されてきました。
その中でテクノラス217Pが一番優れていると、
院長の矢作先生はおっしゃっています♪