表面照射式手術
スタンダードレーシックではフラップの厚さが160µm(マイクロメートル)、
イントラレーシックで100µmの厚さが必要になります。
そのため角膜が薄い方や強度近視の方、
さらに職業によってはレーシックが受けることが出来ないと
診断を下される場合があります。
しかし、表面照射式と呼ばれる治療法なら受けることが出来るかもしれません。
PRK、ラゼック、エピレーシックの3通りの方法がある!
表面照射式と言われる手術には
PRK、ラゼック、エピレーシックの3つの方法があります。
これらの手術に共通する特徴は、
角膜の強度が手術前とほぼ同じ強さを保つことが出来ることです。
レーシックではフラップを作り、このフラップをめくった内側をレーザーで削り、
最後にフラップをもとに戻すので、傷口がむき出しにならないので、
痛みが少なく、視力の回復が早いのが大きな特徴です。
しかし、それこそが大きな弱点でもあるんです・・・。
フラップを作った痕はどれだけ時間がたっても完全になくなることはありません。
すなわちそれは100%治癒することがないということなので、
角膜の強度が落ちてしまうという原因になってしまうんです。
ところが、PRKやラゼック、エピレーシックでは
角膜の強度が落ちにくいので、
格闘家や警察、消防署員など目に衝撃を受ける可能性がある
職業の方には最適な術方法です。
さらにレーシックの副作用でほとんどの方がドライアイになりますが、
これらの術式だとドライアイになりにくいというメリットもあります。
PRKの手術方法
PRKの特徴はフラップを作らないことです。
エキシマレーザーや電動ブラシで上皮細胞を取り除きます。
言い換えると、上皮細胞を欠損させてボーマン層をむき出しの状態にします。
またレーシックと比べて、
近視に戻ってしまうリスクも少なく、術後の長期安定性はPRKのほうが上です。
ちなみに、上皮細胞を取り除くのにAmoils(アモイリス)電動ブラシを使用した場合は、
三叉神経を刺激しないのでほとんど痛みはないそうですが、
残念ながら大手眼科・クリニックではPRKを採用しているところが少ないうえに、
アモイリス電動ブラシが有名ではないので普及していません・・・。
これは、マイクロケラトームのように眼球を吸引することなくブラシを押し付けられるので、
患者にはブラシが見えている状態になってしまいますので、
かなり恐いのが問題です(汗
眼科・クリニック | 術式の名称 | 費用 |
新宿近視クリニック | × | × |
錦糸眼科 | × | × |
品川近視クリニック | × | × |
神戸神奈川アイクリニック | スタンダード PRK | 12万円 |
カスタム PRK*1 | 32万円 | |
東京近視クリニック | × | × |
加藤眼科レーシックセンター | PRK | 36万円 |
*1カスタムレーシックと同様に角膜形状に合わせたレーザー照射を行う
ラゼックの手術方法
ラゼック(ラセック、レーゼックともいう)という治療方法はエタノールを含んだ薬品で、
再生可能な角膜上皮組織だけのフラップを作ります。
そのフラップは角膜が半死状態で、厚さがわずか50µmしかありません。
このフラップは通常はもとに戻しますが、
施術する医師によって取り去ってしまうこともあり、
その場合はエタノールPRK、またはASAといいます。
角膜上皮組織は術後再生しますので、取り去っても問題ありませんし、
元にもどしてもカサブタのようにとれてしまうんですね。
しかし半死状態の上皮細胞のフラップということもあって、
術後の見え方は取り去ってしまうほうが良く見えると報告がありますので、
取り除いてもらったほうがいいと思います。
眼科・クリニック | 術式の名称 | 費用 |
新宿近視クリニック | プラチナ LASEK(ラゼック) | 19.8万円 |
錦糸眼科 | カスタム・レーゼック | 22万円 |
品川近視クリニック | ラゼック | 17.8万円 |
神戸神奈川アイクリニック | スタンダード ラゼック | 12万円 |
カスタム ラゼック*1 | 32万円 | |
東京近視クリニック | プラチナラゼック | 15.8万円 |
RSラゼック*2 | 24万円 | |
加藤眼科レーシックセンター | ラゼック | 36万円 |
*1カスタムレーシックと同様に角膜形状に合わせたレーザー照射を行う
*2「プラチナラゼック」とは使用するレーザーが違う
エピレーシックの手術方法
マイクロケラトームを用いたレーシックでは、
上皮層、ボーマン層、実質層を含んだ160µm(マイクロメートル)のフラップを作ります。
このエピレーシックの場合は、エピケラトームを使用して、
上皮層とボーマン層の約50µmのフラップしか作りませんので、
角膜が薄い方でも手術を受けることができます。
作ったフラップは元に戻しますが、場合によって取り除くことがあります。
その場合はエピレーシックとは言わずにエピPRKと言い、
取り除いたほうが術後の経過も良好と言われています。
ちなみにこのエピレーシックを行なっているところは、
今はあまりありません。
大手クリニックで言うと、神戸神奈川アイクリニックや品川近視クリニックぐらいでしょうか・・・。
眼科・クリニック | 術式の名称 | 費用 |
新宿近視クリニック | × | × |
錦糸眼科 | × | × |
品川近視クリニック | エピレーシック | 17.8万円 |
神戸神奈川アイクリニック | スタンダード エピレーシック | 12万円 |
カスタム エピレーシック*1 | 32万円 | |
東京近視クリニック | × | × |
加藤眼科レーシックセンター | × | × |
*1カスタムレーシックと同様に角膜形状に合わせたレーザー照射を行う
問題は痛みと視力安定に時間が掛かる
3つの手術に共通する問題点は、なんと言っても痛みです!
どのような痛みかというと、玉ねぎをみじん切りにしたときのようなしみる痛みです。
これがなんと3~4日ほど続き涙が止まらなくなります・・・。
一応痛みを和らげる点眼薬が処方されますが、傷の治癒が遅くなってしまうので、
極力目を閉じて我慢するようにしましょう。
あと治癒に時間がかかるので、
術後視力が安定するまでに1ヶ月以上かかり、
さらに角膜ヘイズといわれる角膜混濁を防ぐために
3ヶ月以上サングラスなどを用いて紫外線から眼を守る必要があります。
また毎日の定期的な点眼薬も大切です。
表面照射式の問題点 |
・数日間、目がしみる痛みがある ・1週間ほど治療用コンタクトレンズを装着する必要がある ・視力が安定するまでに1ヶ月程かかる ・3ヶ月間は紫外線から眼を守るためにサングラスの着用が必須 ・毎日処方される点眼薬を使用する必要がある ・サングラスと点眼を怠ると、角膜ヘイズになる可能性がある ・ラゼックの場合、アルコールによる角膜変性を発症する可能性あり ・エピレーシックの場合、角膜実質層に切れ込み、穿孔(あな)が出来る可能性あり |
そのほかの問題点はレーシック手術と同じです。
ラゼックを受けるなら錦糸眼科がオススメ!

格闘家など激しい動きをする人は
ラゼックの手術を受ける人が多いそうです。
そのラゼックを受けようとお考えの方は、
カスタムレーシックと同様に、
オーダーメイドの手術を受けることが出来る
錦糸眼科がオススメです!
なんといっても一番性能の良いエキシマレーザーを使用しているのに、
手術費用が他院よりも安くなっているからです!